ピアサポートの役割

 

  ピア・サポートには大きく分けて3種類の支援関係があります。

「友達作り」

「カウンセリング・アプローチ」

「葛藤解決としてのミーティング」の3種類です。

 

それぞれの支援関係が、具体的にどのような支援なのか、以下に説明いたします。

 

   ①「友達作り」

     悩みを抱える個人に付き添い・助けるなど、メンバーの気持ちを支える取り組みを行います。

     そのような取り組みによって、参加メンバーたちは、

     経験を通してコミュニケーションスキルを向上させ、

     自尊心や自己認識を高めることができます。

     また、支え合う関係を充実させていくことで、

     社会や育児に対して肯定的・積極的な影響をもたらしていくことが出来ます。

   

   ②「カウンセリング・アプローチ」

     グループカウンセリング、

     1対1のカウンセリングなどのカウンセリング・アプローチを用いた支援活動を行い、

     保護者の個人的課題に対処する解決能力を高めていきます。

     また、困難を抱えた保護者と専門的カウンセリング・サービスとの間をつなぐよう関わり、

     地域における充実した、積極的なコミュニティー環境を創造していきます。

 

   ➂「葛藤解決のとしてのミーティング」

     争いやいじめなど、メンバーの子どもたちが抱える問題状況を把握し、

     改善していくことを目的としています。

     問題解決に向けて、長期的アプローチを開発し、

     既存のカウンセリング・支援サービスと協力しながら、

     当事者が調停の結果について肯定的な感触がもてるよう取り組んでいきます。

     また、参加メンバーが様々な葛藤の経験に触れることで、

     その解決の方略を学び、自己の葛藤についても積極的に理解し

     具体的な状況に適用していくことが出来るよう取り組みます。

 

 

 

参考・引用文献

1.特集6 ピアサポートとは何か?

日本社会事業大学大学院博士前期課程 澤田優美子

https://www.comhbo.net/?page_id=5527

2.学校教育におけるピア・サポート

学校教育選修 木場安紀

https://www.u-gakugei.ac.jp/~nmatsuo/koba-kadai.htm

3.ウィキペディア ピア・サポート

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88